土曜日は、授業中にうちらがダラケ過ぎていたのか、イドゥリッサがKOLOの町の病院や小学校、幼稚園に連れて行ってくれました。
でも、そこでNIGERに来て今までで一番の衝撃を受けました。
それは、病院でのこと・・・。まず、病院と言っても施設はボロボロ。外と変わりない部屋にベットが4個。乱雑に並べられていてあるのは点滴のみ。一応男部屋、女部屋、子どもの部屋がそれぞれ一部屋ずつあったけど、暗いしベットも決して綺麗ではない。
それに、NIGER人はゴミをその辺に平気でポイポイ捨てるから、使った後の注射器とか、ガーゼとか転がりまくってる・・・。建物全体的に見ても、衛生的に考えても日本では本当に考えられない世界。それでも、この村や近くの村にとっては大きな病院だと言う。
それに、救急車は車じゃなく牛の荷車。急ぎの人はどうするんだろう・・・。
色々また、考えさせられました。私たち隊員は、ガンカレーって言うフランス人がやっている大きい病院の会員だから何かあってもすぐに車も手配してもらえて大事には至らないけど、現地の人は本当に大変だと思う。薬はそんなに高くはないけど、先生に見てもらうのが高いから、本当に貧しい人たちは病院にも来れないんだって・・・。
だから、必然的に平均寿命も短い。教育にしても、やっぱり貧富の差が明らか。
幼稚園にこれる子は、ある程度の収入があって着る服もちゃんとしてる。でも、街中には服もまともに着ていない子もたくさん。その子どもたちは家の手伝いをし家計を助けている。なんか、援助の仕方間違ってない!?漠然と思ったから何がどうこうってまだきちんと説明できないけど、なんかこうモヤモヤしました。
日本は病院だって誰でも行けて、教育だって義務教育で親の義務だけど学校に通える。ただ、産まれてくる国が違うからってこんなにも違うのか・・・?って。
そりゃ、日本人見たらお金ちょうだいって言ってくるわ。悲しい。。。
でも、それがNIGER。これから自分が関わっていく人たちはこの状況のなか生きている。
それに、目を背けずにやって行きたいと思います。ショックだったけど、大事なものを見せてもらえた気がします。
でも、病院にいた患者さんのすごいところはいくら辛そうでも、挨拶をしたら笑顔で返してくれること。それに、名前を聞かれて自分の名前とNIGERの名前を言うと顔がもっと明るくなる。自分も病気で辛いのに、よそ者の外国人と話をしてくれようとする心意気がまぶしかった。泣きそうになった。
これからも、そんな衝撃的なことに出くわす機会がたくさんあると思うけど、一つ一つに目を向けて考えて行きたいと思います。
こりゃ、価値観変わるなー。本当に・・・。この気持ちを多くの人に伝えるのも今の私に出来ること。頑張って伝えていきます!!!
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