2009年6月3日水曜日

D’education à la santé(Soin d’urgence)

Bon jour !!6月に入りました。5月いっぱい土日もなく(活動じゃないことも多かったけど)忙しく慌しく過ぎていきました。
先々週フィレンゲという、横須賀で学童をしていた時の大矢部の指導員“かずちゃん”がケルメス(イベント)を子ども達のために企画したので火回しをしてきました。
でも、フィレンゲは首都のニアメから距離的には私のいるドッソと変わらないのですが、道が本当に悪い。悪いというのは道が穴ぼこだらけ・・・。
そのために、バスもスピードが出せずそしてはねる跳ねる。挙句の果てはバスが故障し、途中の村で立ち往生。。。2時間待ちでも、直る見込みがなかったので急遽タクシードブルースという長距離を走る乗り合いタクシーを捕まえ、8時間かけて行ってきました。
本当に近いのに遠いフィレンゲ。もう2度と行くもんか!!って本気で思いました。そして着いてすぐに雲行きが怪しくなり雷がピカピカ…。案の定イベントが始まろうとする頃に激しい雨、そして停電。最近、お出かけをしては雨に降られている私。。。
今回も見事に的中。ごめんなさい、かずちゃん。

でも、雨は1時間程度で止み停電の中イベントをおこないました。
停電のため、家に帰ってしまったお客をジャンベを叩きまくって呼び込みニジェール人の子どもによるピアニカの演奏と、お掃除ソングの啓発、空手のデモストラシオン、火回しを無事に終えました(出来なかったプログラムも多数あったけど)。停電にもかかわらずかなりの数の人が集まってくれかずちゃんの頑張っている活動を見ることが出来ました。また、彼女の人柄がすごく回りに伝わっていて協力しているニジェール人たちもすごく良かった。また、刺激をもらいました。


そんなこんなで5月は週末を家で過ごすことがないまま月~金まで学校&バレー。
しかも、先週はドッソの学校保健グループの隊員とコラボし、私の中学校で栄養とトイレに行きましょう!!の授業を1コマずつ各クラスにしてもらい、私は応急処置の授業をし本当に疲れがピークに達した週でした。日本の体育では保健の分野もやらなければいけませんが、ニジェールの体育では実技だけ。前々から、応急処置の仕方や無知な子ども達に疑問を持っていたので前例はなかったのですがやってみました。
でもやっぱり、実技と座学では単語の量も違うし処置に対するフランス語の資料も何もなく、毎日のように同僚に付き合ってもらい資料を作り、教材を作り毎日Q&PコーワゴールドAを飲みながら倒れることもなくなんとか、終わりました。

いやー。でも、本当に興味深い時間でした。全ての怪我(傷、捻挫、骨折、痙攣、日射病)について子ども達に、まずどうしたら良いのか?というグループで話し合いをしてもらい処置の仕方の紙を選んで発表するという形を取ったのですが、面白かったのが捻挫の処置。
捻挫は靭帯の断裂か伸ばされることと説明したにも関わらず、多くの生徒が患部を引っ張ると答え、靭帯が切れたのに引っ張る??と紙を引きちぎって説明したら今度の答えは押す!!伸びたら押して戻せ!的な答えが次々と返ってきました。

確かに前に私が捻挫した時、双子に思いっきり引っ張られたなーと思いつつ伝統的な治療法のリスクを説明し、正しい処置の方法を教えました。その時こないだ書いた自転車で転んだ傷も説明するのに役に立ち、中学の時に部活の試合中につき指をしたけど(多分ちょっと折れてた?)試合に出たかったので病院に行かなくて指が曲がっていることも、貴重な説明する道具となりました。伝統的な治療法が強く根付いているため、意識を変えていくのは難しいことですが、やらないよりやったほうがやっぱり良い。

同僚も来年も俺が続けていくよ!!と約束してくれたので少しずつでも怪我に対する正しい知識が子ども達に伝われば…。と思います。
しかし残り任期3ヶ月。日本には帰りたいけど活動はもう1年したい。1年目で観察、2年目で実践、3年目で結果を見るが理想。バレーに関しても同じ。もっと教えてあげたいし、もっと子ども達と一緒にいたい。

残りの時間で自分がどれだけニジェール人と過ごせるか。1分1秒でも大切にしたいです。




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